3.立命館大学 大学院(MBAコース)で「組織行動」授業を実施

立命館大学 大学院(ビジネススクール)2024年春学期にて、当協会の代表理事 二階堂忠春が「組織行動」の授業を実施しました。授業概要は、組織行動に関する基礎的な概念や代表的な理論を学ぶものです。企業などの組織におけるひとに関する課題や問題を扱う組織行動の概念や理論を、実際の組織・個人の分析に適用しながら、組織の中でひとが何によって影響され、どのように行動するのか、組織が意思決定を通じて目標をどのように達成していくのか、そして、管理者の役割やあるべき姿についての理解を図ります。 

 授業で扱った内容(テーマ)は以下の通りです: 

 組織行動における個人の行動・パーソナリティ・感情 

組織行動研究が取り扱う領域を理解し、企業内のリーダーやメンバーが組織行動論を実践場面に応用する領域を学ぶ。また、「組織の中の個人」の行動の基礎となる価値観・態度・認知・学習について理解するとともに、個人の感情やパーソナリティについて理解し、実務で活用できるようになることを目指す。 

動機付け理論 

個人が組織の中でどのように動機づけられるのかを、様々な動機付け理論を概観しながら自己の実務経験に照らして理解し、企業内のメンバーのモチベーション向上に役立てられるようになることを目指す。 

チームとづくりとコミュニケーション 

組織に見られるチームの形式を理解し、優れたチームの基盤となる要素を学ぶ。効果的なチームに求められる心理的安全性およびGoogleのプロジェクト・アリストテレスの内容を概観し、効果的なチームづくりに必要な組織内コミュニケーションの重要性について学び、実務に応用できるようにする。 

パワーと影響力 

自分の周囲や他部門、組織全体に働きかけ関係者を動かすためのパワーや影響力について理解する。「どのようにパワーや影響力を身につけるのか?」「それらをどのように活用していくか?」という問いについて探求する。人を巻き込み動かすメカニズムを理解するとともに、具体的な事例や活用方法について考察し、実践できるようになることを目指す。 

人材マネジメント 

組織における人材管理の考え方と方法を学ぶ。従業員の採用プロセスで留意すべきポイント、また採用後の教育研修やキャリア開発に関する具体的なノウハウ、さらに、従業員の業績評価の方法や改善に向けたアプローチについて学ぶ。 

組織変革と組織開発 

ビジネス環境の変化が激しい時代に対応するため、組織に変革をもたらす重要な要素について理解する。変革への抵抗を理解し、組織開発による変革のマネジメントがどのように行われるかを学ぶとともに、企業内のグループ間の関係改善やメンバーの生産性の向上につなげるための知見を習得する。 

PAGE TOP